6～7 ヶ月頃

この頃になると、初めての歯が生えてきます。 唇に触れるものを何でも吸う哺乳反射が徐々に消え、おっぱいや哺乳瓶以外のものも、安 心すればお口に入れさせてくれるようになっていきます。

歯磨きは、下の歯の近くには唾液腺があり唾液が常に流れているので、比較的虫歯の心配 は少ないです。機嫌の良い時に遊びながらお口の周りに優しく触れ、お口の中を覗いたり 、 歯に触られることに慣れさせましょう。

8～9 ヶ月頃

この頃になると、上の前歯が生えてきます。 離乳食が始まり、柔らかいものであれば食べられるようになります。いよいよ、フッ素の利用が始まります。歯ブラシには、フッ素の溶液をしみ込ませて用いましょう。エース歯科ではオラブリス（商品名）の使い方を院内で説明します。

歯磨きは、本人用の 歯ブラシを与え、遊び感覚で歯ブラシに慣れさせましょう。 仕上げ磨きは、上の前歯が生えたら仕上げ磨きを開始しましょう。上の前歯はおっぱいや 哺乳瓶の吸い口があったり、汚れの付きやすい場所です。朝食後など機嫌の良い時間帯を 選び、まずは親子ともに歯磨きに慣れていきましょう。初めは毎日できなくても構いませ ん。

歯の数が増えてきたら、フッ素利用も少しずつ増やします。エース歯科では、上の前歯4本が3mm位見えてきた頃に最初のフッ素塗布を行います。

 

1 歳半頃

この頃になると、初めての奥歯(第一乳臼歯)が生えてきます。 柔らかめの食事であれば、大人と同じに食べられる様になります。ただ、虫歯が心配にな ってくる時期です。

歯磨きは、まずは本人磨きをさせます。前歯の表側や奥歯の噛み合わ せ面に当てられるようになるのが目標です。手の動きが発達して歯ブラシの扱いが少しず つ上手になってきます。歯磨きをしている時は、目を離さないようにしてください。

また、 寝る前の仕上げ磨きを習慣化してください。前歯の裏側、歯の間、生えかけの奥歯の噛み 合わせ面は仕上げ磨きの要チェック箇所です。仕上げ磨きをし、虫歯菌に甘いエサを与え ないようにしましょう。