診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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9:00~12:25 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | × |
13:30~17:00 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | × |
休診日:木曜・日曜・祝日
虫歯の原因は、虫歯菌がお口の中で生きているからです。虫歯菌が生きていくために必要な栄養が、砂糖などの糖分です。
皆さんはご飯を食べて、「うんち」と「おしっこ」をしますよね。
実は歯の表面にくっついている虫歯菌も同じ。虫歯菌の餌は砂糖ですので、皆さんの歯の表面に残っている砂糖を食べて、「うんち」と「おしっこ」をするのです。
歯を爪でひっかくと、ねばねばした白いカス(プラーク)がくっつきますね、それがまさに「うんち」に相当するもので、「歯垢」とか「プラーク」と呼ばれるものです。
そして虫歯菌の「おしっこ」に相当するものが「酸」です。
長い時間「酸」にさらされたままでいると、徐々に歯の表面が溶かされて、そのうち穴になってしまうのです。
つまり、砂糖を餌にして虫歯菌が出した「うんち」が歯に強固にくっつき、「おしっこ」をして歯を溶かすことで穴ができる。それが「虫歯」です。
「虫歯菌」は、生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中には全く存在しません。すでに菌を持っている人からうつる「感染症」です。虫歯菌が存在する上に、砂糖を飲食する習慣や歯磨きをする習慣が絡み合って初めて発症します。それをコントロールしていけば虫歯菌予防は可能です。そのために、まず虫歯菌の数や必要把握する必要があります。
小さい頃から自分に合った予防法を知ることで生涯ずっと自分の歯で美味しく食べられる人生が送れます。そのサポートをするのが歯科衛生士です。
赤ちゃんにとって、お父さん、お母さん、お爺ちゃん、お婆ちゃんの口腔内が清潔に保たれていることが大切です。
口腔内を健康に保つためにどうしたらいいか、正しい知識をご家族みんなで共有し、予防しましょう。
赤ちゃんの虫歯を予防するために必要な知識
歯が生えたら、毎日虫歯予防のためのフッ素を塗るようにしましょう。使い方や製品は、当院にお尋ねください。
歯が生えたら、母乳でも人工乳でも飲み方によって虫歯になることを理解しましょう。
歯が生えてから母乳や人工乳を飲みながら寝てしまうと、夜間に虫歯が進行しやすいです。そこで、起きているときにフッ素を使うことが重要です。
生えたての乳歯の下顎の奥歯は溝が深い上、とても柔らかく、虫歯になりやすいです。
哺乳瓶やマグで甘いジュースやイオン飲料を入れて飲むのは、上の前歯の根元が集中的 に溶けてしまうため、やめましょう。
乳歯の奥歯は歯冠が大きく、歯の間に汚れが溜まりやすいかたちです。しっかりとフロ スでお掃除しましょう。
参考文献:『nico』クインテッセンス出版株式会社, 2010 年 9 月
歯は、一度虫歯になると元の歯には二度と戻りません。
骨折した骨がもとの骨に再生するようには、虫 歯は治らないのです。歯科医ができることは、失った部分に人工的な材料を置き換えることだけです。
口の中はお風呂場と同じで高温多湿ですから、どんな材料でも長持ちしません。削って詰 めても 5 年から 10 年で再治療になってしまいます。
そして治療の積み重なりから、ご 自身の歯がどんどん失われてしまいます。そのため、特に永久歯は絶対に虫歯にしてはいけません。
保護者の方ご自身が歯で苦労した経験があるなら、よくお分かりでしょう。
お子様の歯は保護者の方が守ってあげましょ う。お子様自信が自分の健康に責任を持てるようになる、その時まで。
虫歯菌がお口の中に定着する原因は、たくさんあります。
虫歯菌がお口の中に定着することに関わる項目は、
① 子供のショ糖(砂糖の主成分)の摂取頻度が高い
② 授乳特に「母乳を欲しがる度に与える」「夜間の授乳」
③ 子供の習慣行「同じ食べ物を共有」
「他の人の指を吸う」
「他の人による味見」
「スプーン等の共有」
「トレーニングカップの使用」
④ 母親の口腔内の虫歯菌数が多い
⑤ 母親がおやつを一日2回以上食べる
以上の項目に当てはまる場合に子供(6ヶ月児)が虫歯菌に感染している割合が有意に高くみられました。
一人ひとり異なるカリエスリスク(むし歯のなりやすさ)を評価し、ぱっと見てわかる検査です。
患者様の唾液を検査し、お口の中のう蝕原性菌の量、酸の中和能力を調べ、結果をもとに総合的なリスクを説明致します。
う蝕原性菌とは、う蝕の原因となる細菌のことです。
まず、虫歯と食生活がどのように関係しているかを、しっかりご理解いただくことが大切です。
唾液検査を行う時には食事指導と歯磨き指導を実施します。
初回時に飲食内容記録用紙をお渡しし、次回記入したものを持参していただきます。
記入内容はお子さんの3日分(月から金の平日のどれか1日分と、土曜日1日分、日曜日1日分)の起床から就寝までの生活記録。主食としての朝昼晩ご飯だけでなく間食の摂取状況とその内容、歯磨きの有無、起床時間、就寝時間も含めます。
目的は次の3つです。
① 食生活を中心とした生活習慣を把握すること
② 問題点を抽出すること
③ ① ②をもとにその人に合わせた改善方法を見つけること
食事や生活時間を変えることは、実はとても難しいです。私たちはサポーターとして関わり、応援しますが、実行するのはご家庭だからです。
お子様の普段の食事の仕方で、次の項目のうち気になることはありませんか?
□ ひと口サイズに噛み切るときに前歯を使わない(口の横の方で髪切る)□ 口を開けてピチャピチャ音がする
□ 食事中頻繁に水分を取る
□ いつまでも口の中に食べ物が入っていてなかなか飲み込まない
□ 硬いもの、噛みごたえのある食材を残している
□ 片側だけで噛んでいる
□ 早く食べ過ぎる(過食)
~ 改善のヒント ~
・ひと口サイズを学ぶためには、前歯で噛み切る素材の食材が毎回食卓にあることが大切です。柔らかすぎる食材は切噛み切らなくても飲み込めるからです。
・指しゃぶりなどで前歯が噛み合わない状態になっていると、噛み切りが十分にできません。より専門的な対応が必要になります
唇の体操
・しっかり唇を閉じて息を吐く
・ラッパなどを吹く
・風車を吹いて回す
・ぱぴぷぺぽ、ばびぶべぼ音で会話する
舌の体操
・お皿にクリームなどで絵をかき舌先で舐めとる
・スプーンについた食べ物をベロで舐めとる
・お口の中で舌をぐるぐる回す。ベロ回し体操
頬の体操
・お水を少量を口の中に入れてぶくぶく
・上手にできない場合には頬を片方抑え反対側をぶくぶくと動かす。左右とも行う
・風船を膨らます
・お風呂場でできる体操を口の中に水をため勢い良く吹き出して的に当てる
耳鼻科的注意:いつも鼻が詰まっていると口で呼吸する事を覚えてしまいます。すると口をしめて食べたり飲んだりすることが難しくなります。
機能の問題:舌を出すような癖があると飲み込みにくい状態になるため、正しい飲み込み方を練習する必要があります。
舌の形:舌小帯が強く付着していることで動きが悪く乗りみにくいこともあります。この場合には外科的治療が必要です。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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午前 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | × |
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午前:09:00~12:25
午後:13:30~17:00
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